KFS創作絵本グランプリ
 
KFS創作絵本グランプリ
 
あらすじ
パレッタには小さな妹ネッラがいます。ママは妹の世話に夢中。なかなかパレッタの相手をしてくれません。
悲しい気持ちでこども部屋にいるパレッタに人形のウサギが「元気出して」と、語りかけます。
気がつくと目の前には一本の道が伸びています。パレッタとウサギはどんどん歩き出しました。
道の途中でパレッタと同じ境遇の動物のこどもたちに出会います。
泣いているみんなのためにパレッタは歌って励まします。
元気になったパレッタと動物たちの行進は、飛び跳ねたり踊ったりの大騒ぎ…。
けれど悲しい気持ちが次第に湧いてきて、パレッタをはじめみんな泣き出してしまいます。
どれだけ泣き続けたでしょう…パレッタの耳に懐かしい優しい声が聞こえてきました。
「お姉ちゃんはねえ…ちょっぴりおこりんぼだけど本当はとても優しいの。
ネッラもお姉ちゃんみたいな素敵な女の子になろうね…」。ママの声です。
気がつけばパレッタは動物のおもちゃが散らばっているこども部屋にぺたりと座っていました。
パレッタはママのところへはしりました。

いつか絵本をつくってみたいとずっと思ってきました。今回それが現実となり、日に日に実感を深めています。素晴らしい機会を与えていただき感謝の気持ちで一杯です。選んでくださった審査員の先生方、本当にありがとうございました。今後も自由に楽しく勉強を続けます。
酒泉 亮
KFSエグゼクティヴ・ スーパーバイザー
見る人をやさしく包み込む力

絵肌に対する強いこだわりが、独特の情緒あふれる雰囲気をつくり出し、見る人をやさしく包み込む力を持っています。また、静かで品格のある色彩や無国籍な形も、作者が意図した以上に個性的で魅力的な効果を上げ、一枚の絵としても充分見ごたえのある絵になっています。
妹ができることによって生じる女の子の期待や不安をテーマにしたのは良いのですが、もっと新しい視点とおもしろみのある展開で、読者を速やかにストーリーに引き込む工夫が望まれます。


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