優秀賞
優秀賞作品

あらすじ
引き出しの奥でゴムひもと小さな毛糸玉が隠れていました。いつ使い残されて捨てられてしまうかとびくびくしていましたが、ある日、お母さんが引き出しを勢いよく開けた拍子に窓の外に飛び出してしまいます。キャペツ畑にいるところを、獲物と間違えたトリがヒナのエサにしようと二人を連れ去ります。エサではないと気づいたヒナたちはゴムひもと毛糸で遊び始めますが、そこにヒナを狙ったヘビが。毛糸がヘビを押さえつけ、ゴムひもがとどめのパンチでヘビを追い払います。その後、巣から落ちたゴムひもと毛糸を拾ったお母さんは、それを使って娘のポシェットをつくりました。

優秀賞受賞者
物が捨てられない性分です。いらない物はさっさと切り捨てて身軽なほうがいいのは承知のうえで、
つまらない物でも活用する道があれば大切にしたいと思って描きました。
受賞につながるとは"もったいない精神"万歳!です。ありがとうございました。

選評
酒泉 亮
KFSエグゼクティヴ・スーパーバイザー

日常的なものを擬人化する発想の素晴らしさ
ストーリーがたいへんよくまとまっています。何よりもゴム紐と毛糸玉というものを擬人化し主人公に仕立てた発想が素晴らしいと思いました。ただ、絵本にする場合、ビジュアル的にゴム紐と毛糸玉がどれだけ魅力的な主人公に表現できるかという難しさがあります。絵本を見る子どもたちは、主人公に自分を重ねてその世界に入り込みます。このことを考えると、ビジュアル的なおもしろさと同時に、ストーリーのはじめの部分でもっと子どもが自分を重ねやすいエピソードが必要ではないでしょうか。
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