武田美穂賞
武田美穂賞作品

あらすじ
親のいない子ぐまのひぐまるくんは、オオカミのカミオ父さんに育てられます。
あるとき自称ミュージシャンのカミオ父さんは、ひぐまるくんに飢え死にせずにしっかり生活するよう言い残すとギター弾きの旅に出ていってしまいました。
ひぐまるくんはクマの村のアパートで一人暮らしを始めます。村で友達もできますが、変わっていると言われショックを受けるひぐまるくん。ある日カミオ父さんが残していったカレンダーに地図があるのに気づきました。そこへ行ってみるとカミオ父さんのまいた種が木になり実をつけていました。ひぐまる君は村のみんなに木の実を分けてあげるのでした。

武田美穂賞受賞者
賞に選んでいただき、ありがとうございました。
手さぐりでやっていたことに、光が当てられたようで、ホッとあたたかくなりました。
これを励みに、また新しい想像の芽を育てたいと思います。

選評
武田美穂
絵本作家

持っている資質が絵に出ている
とくに絵の部分では塗り方とか仕上げ方に魅力がありました。人の資質として持っている温かいものとか生理的に気持ちのいいものが絵に出ることがありますが、それだけで絵本が成り立つこともあります。その意味で飯野さんは絵本作家にあてはまる資質を持っているような気がします。
また叙情性や絵の中に物を閉じ込める力がありますから、絵の力で短い文章でも話を進めていくこともできるかもしれません。
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